ECサイトの食品表示情報、消費者庁がガイドブック
消費者庁は、インターネット販売における食品表示の情報提供に関するガイドブック(案)を策定、4月27日から意見募集を開始した。ECサイトに食品表示情報を掲載する際の事業者向け参考ツールとして、利用を推奨していく。5月26日まで意見募集を行い、6月末に策定する予定。容器包装表示を対象とする「食品表示基準」は、ECサイトの食品表示情報掲載については適用範囲外となっている。「容器包装上の食品表示と、ECサイト上に掲載されている食品表示情報に大きな差が生じている」として、情報提供についての考え方や効用を説明するガイドブックとして策定した。主にECサイト運営事業者の活用を想定。食品の製造事業者・卸事業者にも内容の理解を求める。
「できるだけ食品表示基準に準じた情報提供を行う」のが基本的考え方。期限情報、食物アレルギー情報、原材料関連情報、産地情報、保存方法、栄養成分表示、その他の情報、ECサイトの全体デザイン・共通する考え方――についての情報提供方法を例示している。「産地情報」では、加工食品の原料原産地名をわかる範囲で掲載する。ガイドブックでは、把握している限りの原料原産地情報を盛り込んだサイトも存在することに触れている。つづく
詳しくは健康産業新聞1739号(2022.5.4)で
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