機能性表示食品、届出者数1,200突破

 機能性表示食品制度は2015年4月にスタート。初年度受理数は310品だった。各企業が届出の経験を重ね、また受託企業等による支援体制やサプライヤーのSR整備などが進み、参入企業数は特保を一気に抜き去り、2019年2月に届出者数が500を突破。2021年7 月に1,000を超えた。その後も勢いは衰えず、21年末に1,100となり、届出者数は22年4月の公表分で1,200を上回った。届出日ベースでみると、21年度以降の新規受理届出者数は現時点で500に迫っており、この2年で新規参入が加速した様子がうかがえる。この半年ほどの新規受理企業を見ると、ア・ファーマ近大、一正蒲鉾、エイベックス・エンタテインメント、小野薬品ヘルスケア、カタログハウス、神州一味噌、沢井製薬、ニコニコのり、富士薬品、三菱食品、ヤマザキビスケット、ユニマットリケン、ルネサンスほか、様々な業種の企業が受理されている。

 

 4月12日公表分までの受理数ランキングトップは東洋新薬で92品。以下、ファイン、伊藤園などと続く。20品以上の受理があるのは44社。この44社で受理全体の約3 分の1 を占めている。年度別の受理数を見ると、2021年度はまだ出そろっていないが、届出日3月15日までの合計は1,310品(うち取り下げは12品)。15~17年度の3 年間合計の1,382品に迫る数値となっている。単年度で1,000品を超えた20~21年度の合計は現段階で2,377品。2年間で、届出取下げを含めた総累計数5,331品の44.6%を占めており、参入企業の増加が加速した時期とも重なっている。なお取り下げ532品を除いた場合の総受理数は4,799品となっている。つづく

 

 

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