特集【注目のアイケア素材】 アイフレイル、子供の視力低下など深刻化
スマホ、パソコン、テレビ、携帯ゲーム――。家から学校、職場に至るまで現代人は、常に目を酷使している。日本緑内障学会の多治見緑内障疫学調査によると、日本の緑内障患者数は400万人、40歳以上の20人に1人が緑内障を発症していると推計される。また、眼科啓発会議が昨年6月、40~89歳の男女約1.3万人に行ったアンケート調査では、実に約半数の人が「目の不自由さを感じている」と回答。歯、足腰、物忘れ、皮膚よりも悩みを抱える割合が高かった。視力の低下は、放置してもそれ自体が直ぐに疾患に繋がることはない。ただ、視力低下が日常生活に支障を及ぼし、転倒や認知症など身体のフレイルを進行させるケースは年々増えている。日本眼科啓発会議では、このような症例を“アイフレイル”と名付け、身体的なフレイルと同様に予防する必要があると警鐘を鳴らす。
目に良い食品として、圧倒的な知名度を誇るブルーベリー。そのうち、アントシアニンの豊富なビルベリーは健康食品にも広く活用されており、原料流通量は約80tをキープ。安定した需要を獲得している。近年は、ここに続くアイケア素材として、ヘマトコッカス藻、カシス、マキベリー、マリーゴールド、松樹皮などの研究が進展。ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、クロセチン、βカロテンなどの活用が広がっている。つづく
詳しくは健康産業新聞1734号(2022.2.16)で
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