【学術トピックス】 「カシスによる認知機能の改善効果 MMSE スコアが有意に改善」

 (一社)日本カシス協会は、常磐植物化学研究所の受託研究として実施したカシス摂取による認知機能の改善効果に関する臨床試験データを公開した。被験者は、認知機能の低下を自覚している40〜80歳の男女14人。カシス抽出物を150mg含有するカプセルとプラセボカプセルを1日1回、12週間にわたり継続摂取してもらった(カシス7人、プラセボ7人)。試験前と試験後にアイトラッキングおよびミニメンタルステート検査(MMSE)にて認知機能を評価した。その結果、MMSEスコアについては両群間の有意差は見られなかったものの、群内に改善傾向が認められた。さらに、被験者のうち検査前の収縮期血圧が110mmHg以上のグループ(カシス5人、プラセボ3人)は、プラセボ群と比べて見当識に関するアイトラッキングのスコアが有意に改善した。一般的に高血圧の人は認知症リスクが高まることが知られており、上記の結果からカシス抽出物の摂取により高血圧から生じる認知機能のリスクを低減する可能性が示唆された。

 

 

詳しくは健康産業新聞1728号(2021.11.17)で
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