【注目】 インフォームドチョイス 87社224製品に
英国の分析機関LGCが運営する「インフォームドチョイス(IC)」および「インフォームドスポーツ(IS)」の認証数が87社224製品(376品目)に達した(11月5日現在)。アンチドーピング(AD)認証プログラムとしては国内最大規模であり、東京オリンピック以降もコンスタントに認証を取得する企業が増加している。国内では、2017年より日本健康食品規格協会のGMP認証取得のための監査機関である(有)バイオヘルスリサーチリミテッド(東京都文京区)が総代理店を務める。同社代表の池田秀子氏は、「現在は、コーチが選手にサプリを薦める際に、その製品がADに対応しているかどうか確認することが当たり前になった。国内にADが定着してきたことを感じる」と話す。
IC、ISが国内で評価を受けている最大の理由は、分析の質の高さにある。両プログラム共に、英国ケンブリッジと米国ケンタッキー州にある研究施設で分析が実施される。LGCは、もともと英国国立分析研究所の一端であり、現在も英国政府より化学・バイオ分析のアドバイザーとして指定されている。高分解能精密質量分析装置(HRAM)による広範囲・高精度のスクリーニング、複雑な剤形、処方の解析能力を有しており、WADA(世界アンチ・ドーピング機関)が分析機関に推奨する「ISO17025」にも対応する。さらにWADAが公表する「禁止表国際基準(ドーピング禁止リスト)」「違反成分一覧」に加えて、グローバルインテリジェンスを介して独自に最新情報に基づく禁止成分(ヒゲナミン、SARMsの類縁物質など)の分析も行っている。つづく
詳しくは健康産業新聞1728号(2021.11.17)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら