聖路加国際病院と井上病院など研究G、電解水透析で重度の疲労感をほぼ消失
聖路加国際病院、井上病院、疲労科学研究所、理化学研究所、日本トリムの共同研究グループは10月19日、電解水透析により、透析患者の実質的重度の疲労感を8週間でほぼ無しまで低下させること、また疲労感低減の機序には自律神経バランスが関与することを解明した論文が、Springer NatureファミリーのBMC出版社(英国)の『Renal Replacement Therapy』誌に10月16日付で掲載されたことを発表した。
試験は、社会医療法人愛仁会井上病院で通常透析から電解水透析に変更された95人の慢性維持透析患者に対して、電解水透析への変更前、変更2週間後、4週間後、8週間後にアンケート調査と自律神経バランスの測定を行った。その結果、電解水透析を始めて8週間後には重度の透析関連疲労感(翌日まで疲労継続)をほぼ消失した。つづく
詳しくは健康産業新聞1727号(2021.11.3)で
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