ZOOM UP【慢性炎症対策】 炎症+老化の造語“ インフラメイジング”も登場

 メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病や、がんを含む加齢関連疾患に共通する基盤病態として近年注目を集める慢性炎症。本来一過性で治まる炎症反応が、緩やかに、かつ長期間にわたってあらゆる臓器でくすぶり続けることを指す。自覚症状のないまま加齢関連疾患の発症や促進に影響を与えていることが近年の研究により分ってきている。疲労の蓄積も慢性炎症が影響しているとされるほか、うつなどのメンタル領域、さらには女性特有の健康課題にも深い関わりがあるとされ、健康を維持する上でも慢性炎症の対策が不可欠となっている。最近では炎症と老化を組み合わせた“インフラメイジング”といった言葉も登場するなど、炎症対策はホットワードになりつつある。つづく

 

 

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