【トピックス】 静岡大学、NMN産生乳酸菌を発見

 静岡大学は先月、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を生産する乳酸菌を発見したと発表した。研究は、静岡大学術院工学領域の吉田信行准教授ら研究チームと、静岡大グリーン科学技術研究所、大阪ソーダとの共同によるもの。研究成果はNature Publishing Groupの国際科学オンラインジャーナル『Scientific Reports』に掲載された。

 

 研究は、NMNからリン酸基を除去したニコチンアミドリボシド(NR)を生産するものを見つけるため、NR要求性酵母に乳酸菌174株をそれぞれ接種する形でNR要求性酵母の生育の可能性を探索。そこから3株の候補株が得られたという。3株はいずれも「フルクトバシラス属」と同定され、フルクトースを添加することで、各候補株の生育がよくなることも確認されたという。現在のNMNの生産量は、培地1リットル当たり数mg程度で、工業化のためにはさらなる生産性の向上が望まれるという。

 

 

詳しくは健康産業新聞1715号(2021.5.5)で
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