【トピックス】 巣ごもり明け、「コロナロコモ」に懸念
(一社)日本臨床整形外科学会は、「JCOAコロナ自粛後の身体変化に関するアンケート調査」を実施した。試験は、昨年7~8月にかけて、JOCA会員医療機関などを訪れた患者並びにその家族を対象にウェブ方式で行ったもの(有効回答1万2,254人)。自粛前運動をしていた人は54.2%、自粛中運動をしていた人は55.7%だった。運動者の年代別割合をみると、学童生徒が82.5%、60代以上の高齢者が58.7%、20代から50代の青壮年期が44.3%。自粛中の運動者は特に30代で11.0%自粛前より増加。一方、学童生徒は5.4%、70代、80代は2.2%減少していた。
自粛後における身体の変化では、24.9%が「コロナロコモ」に該当。「階段が昇りづらくなった」(28.9%)、「速く歩けなくなった」(27.7%)、「つまずきやすくなった」(18.8%)と、いずれの項目も年代ともに増加。全ての年齢層で動的バランス制御の変化がみられた。「つまづきやすくなった」「階段が昇りづらくなった」など、ロコモ早期兆候の割合は70代では30%に達し、80代以上では40%を超えていた。つづく
詳しくは健康産業新聞1714号(2021.4.21)で
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