東京都調査、サプリ利用率4 割

 東京都は1月29日、「食生活と食育に関する世論調査」を発表、サプリメントの利用率は4割となったことがわかった。調査は昨年9月、都内在住の18歳以上男女を対象に実施、有効回答は1,812。

 外食・商品購入時に栄養成分表示を参考にしている割合は45.4%で、前回2014年調査より3.7ポイント減った。「参考にしている」割合は性・年齢によって差があり、18~19歳では、男性が18.2%だったのに対し、女性は72.7%に上った。

 食品選択時に重視することを5つまで選んでもらったところ、トップは「価格」で72.8%。「栄養」は41.0%で4位だった。「食品添加物が少ないこと」は26.6%で、2007年に行った調査の38.1%と比較すると大きく減少している。

 サプリメント(ビタミンやカルシウムなどの錠剤やカプセル、栄養ドリンクなど)の利用頻度を調べた結果、「利用している」「時々利用している」の合計は41.1%。前回2014年調査から1.3ポイント増えた。サプリ利用頻度を性・年齢別にみると、トップは40代女性で50.2%。50代女性が47.6%、60代女性が46.2%と続く。職業別では、「自営・家族従業」が46.4%で最も利用頻度が高かった。

 望ましい食事の摂取方法を示す「食事バランスガイド」を見たことがあるのは52.1%。食事メニューを考えたり選んだりするとき、同ガイドを参考にしている割合は26.9%にとどまり、2007年調査の34.8%、2014年調査の29.8%をさらに下回った。

 


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