2019年薬系店舗、市場規模2,447億円(前年比4.1%増)

 2019年の薬系店舗ルートにおける健康食品の市場規模は2,447億円(前年比4.1%増)となった。インバウンド需要の減少や、台風など天災による影響下などにおいても、主要ドラッグチェーン各社の業績は好調に推移。各社とも、従来のOTC、サプリメント、コスメに加え、惣菜等の食品や介護用品、日用品などの構成比を拡大する傾向に。

 また、薬剤師、管理栄養士による健康の情報提供やイベントの開催など、来店頻度を高める取り組みも継続。売れ筋商品には、花粉症関連など季節商材を除き、青汁やマルチビタミン、DHA・EPA、プロテインなどが通年で上位に。主に補水ゼリーや衛生用品などとともに、高齢者層を中心に支持されている。

 日本チェーンドラッグストア協会では今後、団塊世代ジュニアが65歳以上となる2040年に向け、高齢者向け商材の拡充とともに、予防・医療・介護をワンストップで提供する体制を整えていく。つづく

 


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