DgS売上高7兆2,744億円、3 年連続5%超

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は11月28日、都内で2019年後期業界研究報告会を開催。ドラッグストアの売上高は7兆2,744億円(前年比6.2%増)で、3年連続の前年比5%超だったと報告した。

 JACDS会長でウエルシアホールディングス代表取締役会長の池野隆光氏は、市場成長の続くドラッグストア業界について、「同質化に向かう中、違いを出せる企業が残る」と語り、高齢化対応商品の拡大や、キャッシュレス対応などに言及。また、オリンピックや大阪万博など国際的キャンペーンも見据え、地域住民に役立つ業界団体への進化を強調した。

 JACDS専務理事の中澤一隆氏は、ドラッグストアの現状について、「売上高と店舗数(2万228店舗)の推移は、調査開始以来18年連続で対前年度プラス成長」とし、「調剤、インバウンド需要、食品が売り上げ増を牽引している」と語った。JACDSの目指す業界10兆円産業化の展望については、「食と健康」の新市場創設の中で、「フレイルや認知症など高齢者対応商品で、現状の1.5兆円から2.5兆円に」と語った。

 

 

詳しくは健康産業新聞第1682号(2019.12.18)で
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