海藻摂取多い人、虚血性心疾患リスク低く

 海藻の摂取頻度が多い人は虚血性心疾患発症のリスクが低いことが、国立がん研究センターが10月10日に発表した多目的コホート研究の結果でわかった。

 40~60代男女を約20年間追跡調査。その結果、海藻を「ほとんど食べない」グループと比較して、「ほとんど毎日食べる」グループの虚血性心疾患の発症リスクは、男性で24%、女性で44%低かった。

 研究成果について、「海藻摂取が男女の虚血性心疾患の発症リスク低下と関連することを示した、世界で初めての報告」になるとしている。リスク低下の理由として、海藻に含まれる食物繊維による血清脂質改善、タンパク質による血圧降下作用などが考えられるとしている。

 

詳しくは健康産業速報第2371号(2019.10.11)で
健康産業速報の定期購読申込はこちら