米国の機能性食品ニーズ、トレンドは「ナッツ」「ハーブ」

 インフォーマ・ヘルス&ニュートリション部門副社長のJon Benninger氏は、10月2日の「食品開発展2019」で講演。インフォーマ社が実施した最新の調査結果をもとに、アメリカの消費者が健康・栄養食品を購入する際に重視する10項目を紹介。「ゴミの減量化」「調達責任」「持続可能性」「低糖分」「信頼できる認証」「クリーンラベル」「腸内環境サポート」「家庭的で少量生産」「アレルゲンフリー」「ヒーリングダイエット」を挙げた。

 同氏は、アメリカの消費者は健康機能だけでなく、環境に配慮したパッケージや生産方法も重視していると指摘。商品情報の透明性や信頼性にも関心を示すようになり、商品の付加価値がこれまで以上に求められているという。また、アメリカでは近年多くの消費者が食と健康のつながりを認識するようになり、予防としての機能性食品が期待されていると述べた。

 このほか、今年3月に開催された「Natural Products Expo West 2019」の出展品目を対象とした人気素材調査で、ナッツ類とハーブ類がトレンドとなったことを発表。植物性タンパク質の需要増に伴い、栄養密度の高いナッツ類が注目されているとした。出展数ランキングでは、1位がココナッツ、2位がアーモンド、3位がピーナッツ。新素材としては「ピリナッツ」の展示が急増しているという。

 一方、メディカルハーブカテゴリーの1位はCBDで、2位は堅調な成長を見せているアロエベラ。ハーブスパイスカテゴリーでは、ガーリックが圧倒的トップで、2位がショウガ、3位がローズマリー、4位がウコンとなった。つづく

 

詳しくは健康産業速報第2369号(2019.10.4)で
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