脂質栄養学会市民講座、「油は心臓・脳に重要」
日本脂質栄養学会第28回大会の市民公開講座「心と体の健康に役立つ脂質栄養」が9月28日、都内で開催された。
管理栄養士で日本抗加齢医学会認定指導士、日本アンチエイジングダイエット協会理事の伊達友美氏が「心も体も元気になる油の摂り方」と題して講演。油は、心臓と脳に重要な栄養素で、「性ホルモンや細胞膜、整腸などにも関連する」とした。エゴマ油には、オメガ3脂肪酸が約50%含まれ、小さじ1杯(約4g)で2g摂取可能と解説。また食品から摂る場合、ナッツ類ではクルミが最も多く「100g中に約9gのオメガ3脂肪酸が含まれる」とした。
油でアンチエイジングするポイントについては、「油だけそのまま摂らないで、生野菜やおかずなどの調味料として使用する」「エゴマ油とアマニ油は加熱しないで使う」とアドバイスした。
富山大学医学部公衆衛生学講座准教授の浜崎景氏は、オメガ3とうつの観察研究及び介入研究について紹介。「観察研究の結果から、オメガ3摂取や魚食によるうつの予防効果が示唆された」ことなどを解説した。
詳しくは健康産業速報第2368号(2019.10.1)で
健康産業速報の定期購読申込はこちら