東京都、ネット広告監視 健食152件に改善指導

 東京都は7月31日、2万4,000件のインターネット広告監視の結果、292事業者(318件の広告)に改善指導を行ったと発表した。調査は2018年度、8回に分けて1回3,000件の監視を実施。時期等に合わせて毎回異なるキーワードを設定して検索している。例えば梅雨の時期なら防カビや防虫、快眠などのキーワードで検索しているという。

 景品表示法に基づく指導を行った広告318件のうち、健康食品は152件。「成功率100%」「食事制限運動一切なし」「スリムボディに変身」といった表示や、「アレルギー症状の緩和」「免疫力を高める」などの表示がみられ、優良誤認のおそれがあるとみなされた。

 化粧品では、「見た目年齢-〇歳」等の表示と体験談を掲載、シミが改善するかのように表示するものがあった。また景表法では、総付景品の限度額を対象商品販売価格の20%としている。今回の監視では、健康食品の販売で「定期コースを購入された方には、初回限定特典付き!」との表示で、この限度額を超えていたケースがあった。

 

詳しくは健康産業新聞1674号(2019.8.21)で
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