「ECカンファレンス2025」、2日間で1,400人が聴講
「ECカンファレンス2025」が2月19日~20日の2日間、オンラインで開催された。㈱ユニメディアなど合計6社が主催し、通販事業社向けに2日間で30社・30講演が行われ、2日間で約1,400人が参加した。健康食品を含む食品や化粧品、アパレル関係の参加者が多かったという。Gaussy㈱が「ECの売上最大化するためには物流自動化が重要」と題し、物流2024年・30年問題の一つでもある労働人口不足に対して通販物流の自動仕分けシステムを紹介した。
㈱ニッセンは、「オフライン施策のTips」と題し、ネット広告以外のいわゆるオールドメディアを活用した施策を取り上げた。SNSやデジタル広告が需要の高まりと従来メディアの信頼性の低下によりテレビ、新聞、電話営業などの広告費が下がり、費用対効果が高くなってきていると解説。また、これらメディアのユーザー層は60代以降で、可処分所得が高く、検索して価格比較したり転売をせず、電話注文に慣れている層と分析。ここ最近は、テレビや新聞などの広告媒体を使うチャンスでもあると紹介した。
中国越境ECについては、㈱キレイコムの上田直之社長が、「越境ECの手引き」と題し、中国での成功事例を元に解説を行った。「中国のEC市場は440兆円と言われ、多くの企業が参入しているが様々な障壁により成功は難しい」という。その上で、「化粧品や健康食品は、年々薬機法が厳しくなっているため、Wechatの社群と呼ばれるコミュニティで定期的に情報発信やSNSとリアル展示会を使った販促でロイヤルカスタマーを獲得するべき」と解説した。つづく
詳しくは健康産業新聞1807号(2025.3.5)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら