TPC マーケティング、2024年の健食通販市場は前年比0.2%増の6,190億円

 TPCマーケティングリサーチ㈱(大阪市西区)が2月25日に発表した2024年(1~12月)の健康食品通販市場調査は、前年比0.2%増の6,190億円となった。調査は、大手の健食通販企業20社以上に聞き取りを行った。消費増税前の駆け込み需要の反動があった2014年を除き、過去最高を更新し続け、2008年比で約1.6倍に拡大している。特にコロナ禍以降は、消費者の健康意識の高まりやライフスタイルの変化により通販の需要が高まり、同市場はさらに拡大しているという。一方、アフィリエイトなどの広告規制の強化に伴い、新規顧客の獲得効率が悪化していることや、2024年に発生した紅麹問題により、多くの企業で定期顧客の解約が増加した影響を受け、伸長率は鈍化している。2025年については、2024年比1.5%増の6,280億円となる見込み。紅麹問題を受けて機能性表示食品制度の見直しが行われており、今後は、機能性表示食品制度改正に対する素早い対応と既存顧客のLTV最大化に向けた施策が、さらなる市場成長に繋がると考えられるとしている。つづく

 

 

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