特集【注目のジョイントサポート素材】 シニアからアスリートまで、広がるターゲット

 本特集では、グルコサミンを除く素材にスポットを当てる。多くの素材は、国内流通量1,300t超のグルコサミン市場へのマーケットイン戦略を推進。相乗効果研究を武器に、「抗炎症・鎮痛」「関節のこわばり抑制」「骨密度・骨強度改善」「筋肉サポート」等を切り口に、“グルコサミンのサポート”素材として、流通量を拡大してきた経緯がある。一方で、単体でのエビデンス解明や体感性が評価され、主剤としての採用も進んでいる。機能性表示食品制度はその追い風となった。「関節」領域の機能性表示食品の受理件数は450品を超えた(2025年1月現在)。「トクホにないヘルスクレームのため、表示メリットは大きい」「高齢者からアクティブシニア、スポーツ、アスリートまで、ターゲットが広いジャンル」として注目されている。サプリメント以外にも、牛乳、飴、菓子パンでの受理実績もある。

 

 関与成分としては、非変性Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンが猛追、新たなヘルスクレームや関与成分も登場している。非変性Ⅱ型コラーゲンのサプライヤーである龍泉堂では、従来原料を進化させた高付加価値版として『NEXT-Ⅱ』を開発。日本人を対象とした臨床試験データを有し、膝や腰の違和感軽減・歩行や階段の昇り降りのサポートなどの表示に対応する。「増産体制が整ったことで、価格メリットを打ち出し、拡販を目指す」計画だ。新規のジョイントサポートとして、注目高まるのはウコン。アピ、トレードピア、日本新薬、セティ、Octrollなど、サプライヤーが出揃った。総合受託メーカーのアピでは、ウコンエキス(指標成分:ウコン多糖類、p-クマル酸)を関与成分にした機能性表示食品のOEM/ODM供給を展開。「日常生活における階段上りなどの歩行時における膝の違和感軽減、膝の柔軟性向上、膝周囲の筋力維持」のトリプルヘルスクレームの表示が可能だ。トレードピアでは、「ひざ関節の悩み軽減」表示に対応する『TurmXTRA®』の供給を本格化。「低用量(1日目安摂取量:クルクミン類として150mg)でより吸収できる特許製法でバイオアベイラビリティを高めた点が特長」とする。

 

 関節対応素材は従来、シニア向け製品に配合されるケースが大半であったが、ここ数年、エビデンスの拡充(筋肉サポート・筋肉痛軽減・運動パフォーマンスの向上など)に伴い、アスリート・アクティブシニア向けサプリでの採用も目立つ。フィットネス・スポーツクラブはもとより、「スポーツ、アパレルブランドや、大手シューズメーカーが新規参入の準備を進めている」との情報も。受託企業には「女性用と男性用、それぞれ特徴を持った関節系サプリメントの開発相談もあった」という。需要が増加している関節対応素材には“ヒットの傾向”がある。「体感性」「海外での利用実績」「臨床試験データ」「コストメリット(少量での効果)」「国産」「安定供給」「植物性」「機能性表示対応」などの点がアドバンテージになっている。つづく

 

 

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