消費者庁 栄養機能食品、表示見直しで報告書
消費者庁は12月24日、「栄養機能食品における栄養成分の機能表示の見直しに係る調査事業報告書」を発表した。委託を受け、クロス・マーケティングが取りまとめたもの。文末表現について、複数の表現があり、整理の必要性を指摘。栄養成分が補酵素等の役割を果たすことで代謝経路等に影響する場合は「〜を助ける栄養素のひとつです」「〜の健康維持を助ける栄養素のひとつです」との表示案を示した。栄養成分が組織や器官の主な構成要素である場合は、「〜を作るのに必要な栄養素のひとつです」と文末表現を統一することを提案した。
機能表示の見直し原案では、ビタミンCの場合、「ビタミンCは抗酸化作用により、細胞を酸化障害から保護するのを助ける栄養素のひとつです。ビタミンCは、皮膚や粘膜、骨、血管のコラーゲン合成を助ける栄養素です」に変更する案を記載。また、「ビタミンCは、腸管で鉄の吸収を助ける栄養素です」を追加する方針を示した。消費者庁では報告書を踏まえ、見直しについて検討する方針。
詳しくは健康産業新聞1804号(2025.1.15)で
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