連載⑫【薬局・薬店の新規事業】 新業態『ベジタブルドラッグストア』、12月9日オープン

 ㈱灰吹屋薬局(川崎市高津区)が運営する、地元産の新鮮な野菜、オーガニック食品、健康志向のコスメを取り揃えた新業態の「ベジタブルドラッグストア」が12月9日、川崎市宮前区にグランドオープンした。野菜ソムリエが厳選した地元野菜を中心に、健康に良く、カラダに優しい商品を展開していく。同社は創業250年の業歴を持つ薬屋として、川崎・溝口を中心にドラッグストア5店(内エステサロン併設店1店)、調剤薬局10店、フィットネス4店、生活支援サービス 1店の計20店舗を展開。地域住民の生活向上と共に、地域事業者との協創による地元の活性化にも熱心で、地元・川崎大師の老舗飴屋である松屋総本店とのコラボ品である各種のど飴や、川崎市の農家のゆずを使用した管理栄養士監修品などもキャンペーン企画としてラインアップするなど力を入れる。

 

 今回の「ベジタブルドラッグストア」は、従来のドラッグストアをリニューアルした新業態。主な特徴は、①地元産の新鮮野菜や国産有機野菜の販売、②自然派コスメなど健康志向の商品ラインアップ、③管理栄養士や野菜ソムリエなど専門家によるアドバイス――の3点。「一般的なドラッグストアやスーパーではなかなか取り扱えない商材を差別化として模索する中、来店者の約9割を占める女性層は“オーガニック”“自然派”というキーワードにアンテナを張っている方が多い」点に着目。「野菜のラインアップは川崎市内産を 1~2年前から展開していたが非常に好評で、今年に入り各産地の有機野菜も取り扱いを開始し、本格的な新業態としてリニューアルを行った」という。新鮮野菜は、地元農家と連携し、朝採れ、もしくは入荷前日の夕方に採れた新鮮野菜を店頭に展開する。また、“お肌に優しいコスメ”“自然派コスメ”の需要を踏まえ、添加物を控えたオーガニック食品と共に、自然派のコスメなどを厳選し、社長自ら他県まで買い付けに行くほどのこだわり商品をラインアップする。つづく

 

 

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