2024年第3 四半期の化粧品統計まとまる 国内・輸入とも前年同期比超える

■国内販売金額、前年同期比9.4%増 皮膚用が2ケタ増を維持

 経済産業省が11月15日に公表した生産動態統計の2024年9月分確報値を下に、今年第3四半期(1〜9月分)の化粧品販売金額を集計した結果、前年同期比7.9%増の1兆268億4,810万円となった。伸び率順にみた類別概要では、「皮膚用化粧品類」が同11.4%増の4,585億2,743万円、「香水・オーデコロン類」が同11.1%増の64億4,398万円で、それぞれ2 ケタ増となった。次いで、日焼け止め等を含む「特殊用途化粧品類」が同9.2%増の819億5,714万円。「仕上用化粧品類」が同8.5%増の2,107億8,816万円となった。「頭髪用化粧品類」は同1.5%増の2,691億3,139万円と他に比べると伸び率は小さかった。なお、男性皮膚用化粧品は同15.5%増の162億1,783万円となった。

 

■化粧品輸入実績は同19%増 メイク品が約4割増

 一方、日本輸入化粧品協会(略称CIAJ/東京都港区)が11月6日に発表した2024年1〜9月期の化粧品輸入実績は、前年同期比17.5%増の3,274.4億円となった。伸び率順にみた類別概要では、「カラーメーキャップ化粧品類」が前年同期比で30.0%増の537.6億円と好調をキープ。「香水・オーデコロン類」は同20.4%増の345.9億円、「ベースメーキャップ・皮膚用化粧品類(ボディ含む)」が同19.2%増の1467.3億円、「頭髪用化粧品類」が同1.1%増の450.1億円となった。「頭髪用化粧品類」が横ばいだった以外は、全て2ケタ増と好調に推移した。つづく

 

 

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