アジア最大級の美の祭典、「コスモプロフ・アジア2024」香港で開催
アジア最大級のビューティートレードショー「コスモプロフ・アジア2024/コスモパック・アジア2024」(主催:Cosmoprof Asia Ltd/インフォーマグループ)が11月12日〜15日の4日間、アジアワールドエキスポ(12〜14日)と香港コンベンション&エキシビジョンセンター(13〜15日)の2会場で開催された。2日目には台風の接近により、開始時間の変更があったものの、熱心な来場者が会場に足を運んだ。27回目を迎える今年は47の国と地域から2,500社を超える企業や団体が出展。アジア圏を中心に欧米からも多くの来場者が会場に訪れ、4日間を通じ両展示会合わせて約8万人の関係者が最新の美容トレンドや新商品の情報に関心を寄せた。
世界中の美容産業の最新トレンドが集う「コスモプロフ・アジア」は、1996年に第1回目が開催されると、以降、世界中のバイヤーが来場する国際色豊かな美の祭典として認知され、年々規模を拡大してきた。今ではアジアを代表する一大イベントとして存在感を放っている。新型コロナウイルスの影響により、20年、21年はオンライン開催、22年はシンガポールでの開催(来場者約2万人)となったが、昨年4年ぶりに香港でのリアル開催が実現。コロナ前の2019年の来場者4万人を大きく上回る6万5,000人の来場者が120の国・地域から会場に駆けつけ、香港に美の活気が戻った。
27回目となる今年は、昨年を上回る47の国・地域から2,500以上の企業や団体が出展。化粧品やトイレタリー用品、美容・ヘアサロン、スパ関連用品の完成品を展示する「コスモプロフ・アジア2024」(香港コンベンション・エキシビジョンセンター/HKCEC)に加え、化粧品原料・OEM・包装等の製造分野をテーマにした「コスモパック・アジア2024」(アジアワールドエキスポ/AWE)も同時開催した。両展示会合わせ、4日間で約8万人の来場者を見込んでいる(11月14日時点)。13日の夜には台風23号(トラジー)の香港接近を受け、台風警報「シグナル8」が発令されたが、翌日午前には警報は引き下げられ、展示会は3時間遅れでオープン。開催時間を延長し、大きな混乱もなく会場には多くの来場者が足を運び、ブースでは初日にも負けない熱気に包まれた。
会場では、アメリカやフランス、ドイツ、スイス、トルコ、韓国、日本などがパビリオン出展した。なかでも目立ったのが、韓国パビリオンをはじめとした韓国メーカーの出展数の多さ。480社以上が参加し、初日に行われた「コスモプロフアワード」では多くの製品が最終選考に残り、複数の部門で受賞するなどコスメ大国の存在感を示した。ブースで目立ったのがSTEAM CELL(ヒト幹細胞)を配合した製品だった。一方、日本からは80社を超える企業が出展。JETROを通じた「ジャパンパビリオン」には30社以上が参加した。JETRO香港事務所所長の杉山玲子氏は、「ここ数年、香港への進出に関する問い合わせは多い」とし、「コスモプロフは香港での展開の足掛かりになるイベントの一つ」と話した。つづく
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