別冊『乳酸菌/ビフィズス菌/乳酸菌生産』 乳酸菌関連、機能性表示食品受理750品突破
乳酸菌やビフィズス菌を機能性関与成分とした機能性表示食品の受理品総数750品を突破。761品となり、総受理数8000品を超えた機能性表示食品の約10%を引き続き関連商品が占めている(10月4日時点)。表示テーマは「腸内環境改善」「便通改善」などの整腸作用領域を筆頭に、「体脂肪低減」「内臓脂肪低減」「BMI改善」など抗肥満・抗メタボ領域での届出も増加し、存在感をみせる。さらに、「肌の潤い維持」や「鼻の不快感軽減」「ストレスの軽減」に加え、「食後の胃の負担を和らげる」「歩行機能の向上」「記憶機能の維持」など、バリエーションに富んだ表示が行われている。大ヒットした『Yakult1000』の「睡眠の質向上」も引き続き堅調に推移している。
ここ数年関心の高いフェムケア領域では、「膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える」「正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する」旨の商品が関心を集める。これからの季節に注目が集めるのが免疫表示商品の売れ行き。「免疫機能の維持」を表示するキリンホールディングスの「プラズマ乳酸菌」に加え、アサヒグループの「L-92乳酸菌」が市場拡大に向けた展開を進めている。
また、昨今プロバイオティクスやプレバイオティクスに加え、ポストバイオティクス、パラプロバイオティクスといった定義も登場。乳酸菌が産生する代謝物や、殺菌処理を施した死菌体原料に日本のみならず海外からも熱い視線が注がれている。紅麹問題で揺れた機能性表示食品だが、乳酸菌やビフィズス菌の安全性と有効性への信頼は厚く、需要は引き続き堅調に推移しそうだ。つづく
詳しくは健康産業新聞1798B号別冊『乳酸菌/ビフィズス菌/乳酸菌生産物質』 (2024.10.16)で
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