【キーパーソンに聞く】 女性分科会立ち上げ、女性目線の事業を
2013年に設立された四国健康支援食品普及促進協議会は、『四国健康支援食品制度(通称:ヘルシー・フォー)』を活用し、四国の食産業振興に向けた取り組みを推進。会員数は47社(者)となった。展示会出展などによる販路開拓や、会員間の相互交流など各種活動を推進。今年で就任2年目を迎える辻田純二会長(㈱中温 常務取締役)は、女性社員による分科会の立ち上げや愛媛大学との産学連携などに尽力している。辻田氏に現状と課題・展望について聞いた。
――ヘルシー・フォーの特長について
辻田 ヘルシー・フォーは、食品の安全性・機能性について、科学的根拠の存在を表示できる四国独自の広域民間認証制度。北海道のヘルシーDoや新潟市健幸づくり応援食品と連携を取る一方、自治体が絡んでいない民間の認証制度というのが特徴だ。また、食品の科学的根拠を審査し、低コストで認証できることを強みとしている。現在、13社・14品が認証されている。
――会長としての新しい取組は
辻田 就任時から大学との連携に取り組んできた。愛媛大学では、2023年に食品健康機能研究センターを開設し、当協議会会員企業なら誰でも相談できるように、関係構築を行っている。この取り組みが香川、高知、徳島各県の大学まで広がっていくような活動を検討している。
――女性活用の進捗や今後の展開は
辻田 これまでヘルシー・フォーの構成メンバーはほとんどが男性だった。しかし、健康食品の購入者は女性が多い。今後の発展のために、女性目線
の協議会づくりが必要と考え、女性分科会を作った。現在は、8人に参加頂き企業を横断して意見を出し合えるグループができた。女性視点ならではの
製品開発も進めておりイベントなどでの発表を期待している。つづく
詳しくは健康産業新聞1798号 (2024.10.16)で
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