日本ヘンプ協会、「第1回国際ヘンプカンファレンス」開催

 (一社)日本ヘンプ協会(東京都港区)は9月24日〜26日、東京都産業貿易センター浜松町館で。「第1回東京国際ヘンプカンファレンス」を開催した。国内外から有識者が参加し、カンナビノイドの臨床研究から製造方法の発表、各国のヘンプ産業について講演が行われた。カンファレンスのほかに、ヘンプ製品やCBD原料および最終製品の展示が行われ、3日間で約400人が参加した。初日のオープニングセレモニーで挨拶した同協会の佐藤均理事長は、「日本のヘンプ産業はこれから発展していく。海外から医師や研究者などの来場が多く、日本市場への期待を感じる」と述べた。来賓として、CBD議連の松原仁衆議院議員およびThai Industrial Hemp Trade Association(TiHTA)議長のWeerachai Na Nakorn氏が参加。Weerachai氏は、日本のヘンプ産業への発展およびタイとの連携について述べた。

 

 カンファレンスでは「CBDの分離・抽出法」「ペットへのカンナビノイドの応用」などのセッションを実施。日本の医師やCBDメーカーの代表者のほか、タイ、ベルギー、米の有識者が登壇し、欧米やアジアのヘンプ産業の進展や、日本市場の現状と展望などを語った。セッション「スポーツ分野におけるCBDの活用」では、スポーツファーマシストの錦織功延氏が講演。アスリートにとってサプリメントは機能性と安全性が重要で、安全性については「特にドーピングについて細心の注意を払わないといけない」ことを指摘。CBDについて、「アスリートにとっては疲労回復や抗炎症などに有用だ。一方で、CBGやCBNなど他のカンナビノイドは制限されているため、サプリメントメーカーも注意しなければならない」と呼び掛けた。つづく

 

 

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