米国でキノコサプリ市場急成長、27年に6億ドルへ

 インフォーマグループの米国業界誌「NBJ(Nutrition Business Journal)」は、「Mushroom Market Report」を発表、機能性キノコを使ったサプリメントは成長を続け、2023年に4億ドル弱の市場は27年に6億ドルになるとの見方を示した。科学的根拠の蓄積により、ソーシャルメディア上で消化器系の健康や、メンタルヘルス、スポーツパフォーマンス、アンチエイジング、免疫力など多くの悩みに効果的として注目を集めている米国キノコ市場についてまとめた、NBJ初となるレポート。

 

 NBJが今年4月に実施した消費者調査では、調査対象者の37%がキノコを使った食品や飲料を摂取し、27%がキノコサプリメントを摂取していることがわかった。Z世代の利用が他の世代を10ポイント以上上回っており、若い世代がキコ市場を牽引しているという。レポートではチャーガ、冬虫夏草、霊芝、ヤマブシタケ、カワラタケ、舞茸、椎茸の7種類のキノコの売り上げや市場を分析しており、特に霊芝とヤマブシタケが人気を博していると指摘。キノコはコロナ禍を得て人気を獲得、キノコサプリメントの売上は2019年の4倍以上に拡大しているとし、2023年の機能性キノコサプリメント市場の売上高を3億9,630万ドルと推定し、2027年に6億ドルに達するとの見方を示した。つづく

 

 

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