小林製薬、紅麹事業から撤退
小林製薬は8月8日、紅麹事業から撤退すると発表した。原因究明や補償等は引き続き行っていく。同日付で同社代表取締役社長に就任した山根聡氏は、同日行われた第2四半期決算説明会の冒頭、「亡くなった方の冥福を心から祈り、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。通院・入院されている方には一刻も早く回復に向かわれるよう心よりお祈り申し上げます」と述べ、「機能性表示食品のあり方にも影響を与え、厚労省、消費者庁、大阪市、業界各社の皆様にご迷惑をお掛けしてしまいました。改めまして、会社を代表しましてお詫び申し上げます」と謝罪した。
また、紅麹製品による健康被害の原因究明状況などを説明。原因の特定は厚労省と国立医薬品食品衛生研究所と現在も進めており、特定後、再発防止策を改めて説明するとした。紅麹製品以外の「口から摂取する製品」については、自主点検を行い、「直ちに重篤な健康被害を発生させるリスクは認められなかった」としつつも、「一部の製造工程や管理基準において、運用を見直すべき箇所がいくつか発見された」とした。年内までに品質確認等について第三者機関の監査を実施するという。つづく
詳しくは健康産業新聞1794号(2024.8.21)で
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