特集【愛知県】 健康産業をリードする新提案も続々
愛知県は、製造品出荷額45年連続日本一の“モノづくり王国”として、常に革新的で新たなモノを他に先駆けて取り入れるスピリットが、製造行を中心に、販売・サービスに至るまで様々な業種に波及している。健康食品分野でも、フェムケア訴求の新原料『フェムグリーン』を提案するサンライフ㈱をはじめ、多くの事業者が活躍している。同社では、「エイジングケア・ゼリー」「美容エイジングケア・青汁」など、クロレラ原料を取材とするコラボ提案も進めている。植物由来の機能性食品原料や化粧品原料の開発・販売を手掛けるオリザ油化㈱では、機能性表示食品を軸に海外展開にも力を入れる。
県を代表する健康・美容飲料受託メーカーの日興薬品工業㈱では、中国やベトナムなど海外向け美容ドリンク受注が順調だ。新たに200mL瓶の充填ラインを導入し、自社ブランドとして抹茶、ほうじ茶のシロップ製品も開発。機能性表示食品の開発やスティックゼリー増産に向けた設備増強、新工場建設計画なども進める。マカやアサイーなど南米原料の専門商社のサンシントレーディング㈱では、免疫系の訴求にキャッツクローが右肩上がりで推移。昨年より新原料『チャデブグレ』を供給するほか、ペルー工場の設備増強も予定しており、「来年からは取扱原料にバリエーションが広がる」という。スギ薬局グループの㈱Sトレーディングでは、医療コンサルティング事業を展開するTomorrow Medical㈱と共同で新たに専門医監修サプリメントシリーズ『d'fine®』を1月より展開。2021年に安定的かつ大量抽出が実現したばかりの『クワンソウ』など、訴求別に各専門医監修で開発を手掛けた全7 品を提案している。
国内唯一の眼鏡レンズ専門メーカーとして「愛知ブランド」に認定されている東海光学㈱では、装着するだけで「気分の乱れの減少」「リフレッシュ」「前向き感アップ」の作用を確認済みのサングラス『美美Pink(ビビピンク)』を開発。女性のフェムケア訴求だけでなく、男性向けにも引き合いが増えており、海外からも「メイドインジャパン」ならではの健康雑貨として好評だ。アイビーイー・テクノ㈱は、オリジナル技術『π-WATER® SYSTEM(パイウォーター® システム)』を活用し、フェムケア訴求の液体サプリ『パイウォーターフェム』や、フェイスクリーム『パイミクロ アガロ』、育毛・薄毛・脱毛予防の医薬部外品『パイエルブC-10』などを開発。『π-WATER® SYSTEM』は世界各国で、健康飲料、化粧品はもとより、医療・農業・畜産・水産・環境・美容・エネルギーなど多岐にわたる分野で応用されている。
一般食品分野では、大麦専業メーカーによる健食提案も。国内でも稀有な大麦に特化した加工専業メーカーのひとつである豊橋糧食工業㈱は、大麦一筋で特許製法の精麦技術を確立し、機能性表示食品やシリアルなど様々な高付加価値大麦製品を開発。このほど新たに、体に優しくガーリック・ジンジャーで美味しさも実現した『国産大麦でつくった から揚げ粉』と、食物繊維の摂れる『さらさら大麦入りパン粉』を上市している。つづく
詳しくは健康産業新聞1791号(2024.7.3)で
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