別冊【沖縄県】 トップインタビュー、「開発力は各段に向上、“売る力”の底上げが必要」

 県内健康産業の健全な発展を図ることを目的に活動する(一社)沖縄県健康産業協議会(沖縄県うるま市)。同協議会・会長の羽地朝昭氏(㈱沖縄物産企業連合 代表取締役社長)に現在の取り組みや今後の活動内容などについて話を聞いた。

 

――現在の取り組み内容について

 昨春に同協議会会長に就任しました。会員数は、健康食品、化粧品の製造・販売メーカーや流通事業者など、正会員と賛助会員を合わせて66社になります。今年は3月に那覇市内での新春講演会で、約120万人の会員を持つ大手通販カタログの商品プロディース・アドバイザーを招き、「売れる商品開発」をテーマとした基調講演を行いました。消費者に訴求できる商品を開発するためのポイントや、沖縄のユニークな魅力をどのように活用して商品開発に繋げるかなどについて講演して頂き、聴講者と活発な議論ができました。また、同協議会が事務局となって運用する沖縄独自の健康食品認証制度「WOJ」の累計認証数は26商品(17社)になりました。年々、事業者の商品開発に対するレベルも向上し、プレミアム認証数も5商品になりました。

 

――今年の活動計画は

 WOJ認証商品は増えていますが、まだ認知は高くないのが現状です。私自身、県産総合商社の沖縄物産企業連合に入社し、長年にわたり流通業界に携わっています。流通目線から見ると、出口戦略が非常に重要だと感じます。こうした中、県外で展開する当社直営ショップでの販売のほか、県内外のバイヤーを招いた商談会を積極的に実施します。商談会を通じて、販売力のレベルアップを図り、WOJ認証商品の認知拡大に繋げていきたいです。

 

 

詳しくは健康産業新聞1790号別冊『沖縄県~健康産業~』(2024.6.19)で
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