機能性表示食品の全点検 健康被害情報77件、因果関係「確実」はゼロ
消費者庁は5月23日、機能性表示食品の届出事業者に対して行った全点検の結果、健康被害に関する情報は最終的に82件だったと発表した。小林製薬の5件を除く77件を評価した結果、因果関係が「確実」とされたものはなかった。全点検対象は3 月22日時点の6,795品(1,693事業者)。6,738品(1,660事業者)について回答が得られ、機能性表示食品に関する情報ではないものなどを除き、医療従事者から健康被害情報の報告があったのは31品の82件だった。
この82件の内、小林製薬の対象製品を除く77件について、医学・薬学の専門家7人がガイドラインに規定している「届出食品による健康被害の発生及び拡大のおそれがある場合」に相当するかを評価した。その結果、因果関係について「確実」と評価された事案はなく、因果関係が「否定できない」が21件、「おそらく否定できる」が1件だった。残る55件は「不明(情報不足)」と判断している。つづく
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