連載⓺【菓子メーカーの戦略】 機能性ソフトキャンディー、働く女性層にアプローチ
SBI アラプロモ㈱(東京都港区)は、5-ALA配合ソフトキャンディーの機能性表示食品を3月25日に上市。リラックス&ギルトフリーをコンセプトに、働く女性層へアプローチする。「ソフトキャンディーの噛み心地に5-ALAの機能性を付与した」と語る代表取締役の竹崎泰史氏に話を聞いた。
我々の商品戦略のひとつに、顧客ニーズに合わせた剤型提案を掲げています。その第一弾企画として、ドリンク形状の機能性表示食品『アラプラス 糖ダウン ドリンク』を22年9月に上市しました。スーパーマーケットやコンビニなどのチャネル戦略も奏功し、新たな顧客層獲得に成功しました。この成功事例に手応えを感じ、第二弾はソフトな噛み心地によるリラックス効果、口の中で有用成分をじわりと浸透させる等のメリットが期待されるソフトキャンディーに着目、5-ALAの機能性も付与した商品開発をスタートさせました。
主なターゲット層は30~50代の働く女性に設定しました。訴求ポイントは、既存のキャンディーカテゴリーになかった“メンタルケア”と“糖質ケア”。『アラプラス こころケア ソフトキャンディー』は、「一時的に落ち込んだ気持ちを和らげる」旨を、『アラプラス 糖ダウン ソフトキャンディー』は、「高めの食後・空腹時血糖値をケアする」旨を表示しました。『アラプラス こころケア ソフトキャンディー』の主な摂取シーンは、会議や商談前にリラックスしたい時や夕食後のくつろぎ時間を想定し、味わいは気持ちをゆったりさせるアロマテイストに。レモン&ベルガモット風味に仕上げました。幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やすことで落ち込んだ気持ちを和らげると言われる5-ALAの機能性も訴求しています。
『アラプラス 糖ダウン ソフトキャンディー』は、糖質が気になって間食を我慢している人をターゲット層としました。マンゴーの濃厚感やオレンジの爽快感が感じられるフレーバー設計とし、摂取シーンは小腹がすいたとき、口寂しい時を想定しました。今後は5-ALA配合のハードグミにチャレンジすることで、男性などの新たな購入層を開拓していきたいです。つづく
詳しくは健康産業新聞1784号(2024.3.20)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら