【乳酸菌別冊号①】 乳酸菌関連、機能性表示食品受理700品突破
乳酸菌やビフィズス菌を機能性関与成分とした機能性表示食品の受理品総数は700品を突破。737品となり、機能性表示食品8,000品目前に迫る総受理品の約10%を関連商品が占めるほど存在感を示している(2月9日時点)。表示テーマは、「腸内環境改善」「便通改善」などの整腸作用領域を中心に、「体脂肪低減」「内臓脂肪低減」「BMI改善」など抗肥満・抗メタボ領域での届出も増加。さらに、「肌の潤い維持」や「ハウスダストによる鼻の不快感軽減」「ストレスの軽減」「食後の胃の負担を和らげる」「歩行機能の向上」「紫外線刺激から肌を保護する」「記憶機能の維持」などバリエーションに富む。『Yakult1000』の「睡眠の質向上」も引き続き好調だ。
昨今関心が高まるのが女性の健康課題にフォーカスした表示。「膣内環境を良好にし、膣内の調子を整える」や、「正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する」旨の表示が受理されており、大きな関心が寄せられている。女性のデリケートゾーンや月経に伴う領域をはじめ、女性特有の悩みを深堀した届出が今後も増加してくると予想される。また、今後市場の拡大が期待できるのが免疫表示。これまで「免疫機能の維持」を謳える機能性表示食品はキリンホールディングスが開発した「プラズマ乳酸菌」のみだったが、アサヒグループの自社乳酸菌「L-92乳酸菌」の商品が市場に登場。プレイヤーの増加、露出の拡大で免疫市場にどのような影響を与えるか。大きな注目が集まっている。つづく
詳しくは健康産業新聞1782号別冊『乳酸菌/ビフィズス菌/乳酸菌生産物質』(2024.2.21)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら