【健食受託調査】増収55%、減収31% 「 経営良好」33%→39%に

 調査は健康食品の受託製造企業約240社を対象に、11〜12月に実施。過去最多となる138社から有効回答を得た。例年同様、回答企業の売上規模は「10億円未満」が約5割で最も多い。50億円以上の企業は約2割となっている。23年下期の経営状況は、「良かった」が39%で、前年調査から6ポイント増加した。「悪かった」は15%で前年より3ポイント減少、コロナで落ち込んだ状況からの回復傾向が見られる。「良かった」と回答した企業からは、受注増を理由に挙げる声が相当数に上っており、コロナ明けで商品開発が活発になっているようだ。23年の売上増減率を聞いたところ、増収企業は55%で、前年調査から5ポイント増加。減収企業は31%で、前年調査から4ポイント減った。

 


 景気の指標となる設備投資を23年下期に行った企業は50%(前回45%)。4社が新工場を建設した。24年上期は55%が設備投資を予定、8社が新工場を建設するとしている。「人手不足」(38%)と「やや人手不足」(46%)の合計は84%で、前年の83%からやや悪化。人手不足が改善されていない状況が浮き彫りになっている。本紙では23年上半期に初めて、市場活性化を受けてペットサプリメントの対応状況を調査。2回目となる今回調査では、ペットサプリ受託を行っている企業は49%で、上半期調査から8ポイント増えた。対応企業の内46%が、受託件数が増えていると答えた。23年下期の人気受注素材は前年2位だった「乳酸菌」が34票で1位になった。前年1位だった「NMN」は2位となったものの、得票数は26票で、依然として人気が継続している。3位は「コラーゲン」で19票だった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1778号(2023.12.20)で
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