総務省統計局 65歳以上人口、1950年以降で初の減少
総務省統計局が9月17日に公表した「統計からみた我が国の高齢者」で、65歳以上の高齢者人口が1950年以降で初めての減少になったことがわかった。9月18日の敬老の日に合わせて、高齢者の人口や就業について取りまとめたもの。高齢者人口は1950年以降、一貫して増加していたが、2023年9月15日現在の推計では3,623万人となり、前年から1万人減少した。男性が1,572万人(男性人口の26.0%)で前年から1万人減少。女性は2,051万人(女性人口の32.1%)で前年と同数だった。統計局によると、1950年以降で初の減少になるとしている。
一方、総人口は1億2,442万人で、前年から54万人減少しており、総人口に占める高齢者の割合は29.1%となり、前年から0.1ポイント上昇して過去最高になった。高齢者の割合は今後も上昇、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、第2次ベビーブーム期(1971~1974年)生まれの世代が65歳以上となる2040年に34.8%、2045年に36.3%になることが見込まれている。今回の推計では1万人減となったものの、同研究所の推計によると、高齢者人口は2025年に3,653万人に増加。2040年には3,928万人、2045年には3,945万人になるとしている。つづく
詳しくは健康産業新聞1773号(2023.10.4)で
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