医機連新会長に富士フィルムヘルスケア・山本章雄氏

 (一社)日本医療機器産業連合会(医機連)は6月13日、役員改選に伴い、新会長として富士フィルムヘルスケア・代表取締役社長の山本章雄氏が就任した。医機連は、日本ホームヘルス機器協会や日本分析機器工業会、電子情報技術産業協会、日本理学療法機器工業会など20団体、参加企業4,280社で構成。医療機器の開発・製造・安定供給に貢献している。なお、副会長には、新任となる田村隆司氏(日本光電工業㈱)、高木俊明氏(テルモ㈱)の2人と、再任の松本謙一氏(サクラグローバルホールディング㈱)、浅若博敬氏(丸木医科器械㈱)の2人の計4人が選任された。

 

 新会長就任挨拶に登壇した山本氏は、重点項目として、①医療機器の安定供給、②医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)、③脱炭素社会の到来、④コンプライアンスの強化――の4点に言及した。DXについては、「デジタル社会の到来は、医療においても避けて通れない話。迅速な社会実装が医療発展の最重要課題」と語った。データ利活用やサイバーセキュリティへの対応、AI活用などの取り組みとともに、デジタル領域の異業種へも活動参加を促すことで「新たなイノベーションの創出にも期待している」とした。つづく

 

 

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