埼玉県、大学・高校と広告調査 「不当表示のおそれ」1,212件
埼玉県は4月25日、2022年度の「大学・高校との連携による不当表示広告調査結果」を公表した。県では、違反表示の監視を強化するため、同調査を実施。次代を担う大学生・高校生が正しい知識を得ることで、消費者被害の未然防止を図ることを目的としている。今回協力したのは、県内の高等学校9校と2大学で、実施期間は2022年6月から2023年1月。調査にあたり実施した県職員らによるガイダンスの様子の一部は、昨年6月と9月、NHKの首都圏ニュースで紹介された。
高校生1,588人、大学生233人、計1,821人が調査報告書を提出。同調査の開始後、「最大規模の調査となった」としている。報告された1,821件を媒体別に見ると、SNSや動画サイトなどスマホ利用時に表示される広告が994件で最多。以下、インターネットが711件、新聞が68件、折込が13件などとなり、スマホ・ネットが大半を占めている。不当表示のおそれがあるとされたのは1,212件。「ダイエット」が571件で最も多く、「美容」が402件、「健康」が98件などと続く。ダイエット系では「7日間で5.3キロの激ヤセサプリ」「絶対に5kgはやせる」などがあった。つづく
詳しくは健康産業新聞1764号(2023.5.17)で
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