健食懇、健康食品ユーザーの実態調査 77%が「ほぼ毎日」使用
健食懇の消費者研究ワーキンググループでは、調査会社を通じ、消費者の実態調査を例年行っている。今回は昨年11月に、事前調査で週1回以上、特定の健康食品を使用している20歳以上の623人を対象に実施。健康食品の定義は、「広く健康の保持・増進に役立つ食品として販売・使用されるもの全般を指し、形状は加工食品、飲料、サプリメントなど全てを含む」とした。
健康食品で最も改善したいことは、1位が「疲れやすさ」で11.5%。以下、「視力の低下」が9.7%、「眼精疲労」と「お肌の調子」が7.3%などとなった。また、“最も使用している健康食品”について調査。剤型は「錠剤・カプセル状」が67.7%で圧倒的トップだった。2位は「ヨーグルト」で14.6%。含まれる成分は、「乳酸菌」が10.4%で最も多かった。「乳酸菌のうち76.9%はヨーグルト・液体飲料による摂取であり、健康食品としてヨーグルトの普及がうかがえる」としている。
“最も使用している健康食品”の種類を制度別に聞いたところ、「その他のいわゆる健康食品」が52.2 % で過半数を占めた。これに次ぐ回答が「どれに該当するかわからない」の19.3%だった。調査では「健康食品の選択に商品の種類は重要視されていない可能性がうかがえる」としている。“最も使用している健康食品”の使用頻度は、「ほとんど毎日(週6、7回)」が77.2%。「週に4、5回」の13.8%を加えると、健康食品ユーザーの9割が日常的に摂取している様子がうかがえる。使用期間は、1年以上が7割。「5年以上10年未満」(17.2%)、「10年以上」(14.3%)は合わせて3割に上った。つづく
詳しくは健康産業新聞1763号(2023.5.3)で
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