上半期の化粧品市場、国内販売・輸入実績とも順調
今年上半期の化粧品市場は大きく回復―― 。コロナ禍で厳しい環境が続いていた化粧品市場だが、今年上期は国内・輸入ともに順調な動きを見せたことがわかった。なかでも3年ぶりに行動制限のないGWなど、人流回復伴うメイクアップの需要再燃が目立った。経済産業省が8月15日に発表した生産動態統計6月確報値によると、今年1〜6月の化粧品販売金額は、前年同期比8 %増の6,735億8,947万円となった。類別概要では、「香水・オーデコロン」が26億5,795万円(同40.3%増)、「頭髪用化粧品」が1,651億292万円(同5.6%減)、「皮膚用化粧品」が3,523億8,516万円(同17.8%増)、「仕上用化粧品」が1,120億2,945万円(同11.4%増)、「特殊用途化粧品」が414億1,399万円(同12.6%減)だった。
一方、日本輸入化粧品協会(東京都港区)が8月10日に発表した2022年1〜6月期の化粧品輸入実績は、1554.5億円で、前年同期比14.1%の大幅増となった。類別概要では、「香水・オーデコロン類」が116.6億円(同19.1%増)、「カラーメーキャップ化粧品類」が218.0億円(同13.5%増)、「ベースメーキャップ化粧品類」が169.5億円(同26.2%増)、「皮膚用化粧品類(ボディ含む)」が514.7億円(同5.0%増)、「頭髪用化粧品類」が289.9億円(同21.4%増)となり、全ての美類が前年比を上回った。つづく
詳しくは健康産業新聞1747号(2022.9.7)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら