2018年4月23日
コエンザイムQ10、スポーツニュートリション需要増

抗酸化物質であるコエンザイムQ10(CoQ10)は、美容関連の製品に使われることが多く、アジアを中心に海外での需要が高まっている。最近は、エネルギー産生促進作用や抗疲労作用を生かし、スポーツニュートリション向け素材としての人気も上昇。世界中で市場が拡大している。

グローバルマーケットインサイトは昨年の調査で、2024年までに世界の市場規模は、10億ドルに達すると予測する。世界最大市場である米国では、価格の安い中国産が大きなシェアを占める。米国トランプ政権が対中国の制裁措置として検討中の課税対象にCoQ10が浮上しており、5月下旬まで検討が続く。もし措置が発動されれば、中国産CoQ10に最大25%の関税が課されるため、米国企業が輸入元を欧州や日本へ切り替える可能性もありそうだ。


■海外ニーズが市場をけん引


コエンザイムQ10の市場は、世界中で伸張している。英調査会社ユーロモニターによると、北米の2017年のCoQ10市場規模は、前年比8.5%増の7 億7 , 1 3 0 万ドル。ASEANも同9 %増、欧州では同4.9%増、APECも同6 %増だった。カネカの決算短信(2018年3 月期第2 四半期)では、「還元型CoQ10は米国市場を中心に引き続き販売数量が増加し、業績に大きく貢献」したと総括。日本国内では、CoQ10ブームに沸いた2004年頃の勢いは失ったものの、酸化型・還元型ともに美容やスポーツ素材などリピーターの多い商品へ広く利用され、安定した市場を維持している。

サプライヤー関係者によると、近年は、ブラジルや南アフリカなど新興国からの引き合いも徐々に増え始めているという。所得水準の上昇に伴う健康志向の高まりを背景に、基本的な栄養素を補うサプリメントの需要が伸びていることが一因とみられる。ある関係者は、「ビタミンやオメガ3などに加えて、CoQ10はサプリメントの基本素材の代表格として認知されているようだ」と話す。


■抗疲労素材としての存在感、スポーツ市場にも


還元型CoQ10を関与成分とした機能性表示食品は、昨年14品の届出があり、計22品に達した。「日常の生活で生じる一過性の身体的・精神的な疲労感を軽減する」という内容が多く、抗疲労素材としての存在感が高まっている。酸化型CoQ10を供給する日清ファルマは、水溶性の「アクアQ10P40」配合剤を健常者に摂取させた試験で、疲労感の軽減作用および作業効率の低下抑制作用を確認。抗疲労食品としての有用性を明らかにしている。



詳しくは健康産業新聞第1642号(2018.4.18)で
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