2018年4月10日
【妊活サポート】葉酸、イソフラボン、ピクノなど

妊娠しやすい体づくりで拡大

”妊活”とは、将来自然に妊娠しやすくなるための体づくりや生活習慣を整える活動。ここ数年、妊娠希望者以外も理解が進み、年初からは妊活をテーマにしたテレビドラマも放送され話題を集めている。妊活は女性だけでなく、パートナーの男性も対象としたもの。基礎体温のチェックや冷え性改善、適度な運動、良質な睡眠、ストレス解消、定期健診などを実践。栄養面も重視され、バランスの良い食事に加え、妊娠時には胎児の二分脊椎症予防を目的に葉酸を継続摂取する習慣が浸透し始めている。また海外の研究では母体のコリンの量と新生児の脳形成の相関性や、『ピクノジェノール』の子宮内膜症への機能に関する成果なども報告され研究が進む。妊活サポートサプリメント市場についてリポートする。


■妊活で葉酸摂取率は約6割に

わが国で妊活が浸透した背景には、晩婚化の影響や、不妊症率が世界平均と比べ2倍近くに達しているという問題がある。ウェブメディア「こそだてハック」の運営会社であるエバーセンスが1,089人を対象に実施した調査によると、不妊治療を行った人は全体の42.1%、葉酸を摂取した人は59%に上ったことがわかった。1 回の周期で自然に妊娠する確率は約20%と言われているが、年齢とともに確率は低下。妊娠を希望する男女をはばむ壁は高い。

近年、妊娠前や妊娠中の母体の栄養補給についても意識が高まっており、妊婦向け粉乳や葉酸強化米などもロングセラー商品として支持されている。 

今後の課題について参入企業は「市場は、通販やクリニックルートを中心に拡大し続けることは間違いない。素材に関してもエビデンスの収集は進んでいるが、健康食品業界でもなじみの薄い産科領域の専門的な情報を適切に顧客や消費者に理解してもらうことが重要」と話す。

■機能性成分研究が加速

妊活サポートサプリメントに多く用いられる素材は、妊娠希望の女性に浸透している葉酸に加え、アグリコン型大豆イソフラボン、マカ、亜鉛、DHA、コリン、タンポポ、核酸、ピクノジェノール、ビタミン・ミネラル、プラセンタなどがあげられる。栄養成分についての研究は活発になっており、昨年は米国予防医学専門委員会(USPSTF)が出生児の先天異常のリスクを低減する目的で、妊娠適齢期のすべての女性に葉酸サプリメントの摂取を推奨すべきという声明を発表。妊娠希望女性は400~800μgの葉酸を含むサプメントを日常的に摂取すべきとしている。一方、日本の厚労省も2000年に二分脊椎症や無脳症などの神経管閉鎖障害のリスク低減に関する都道府県宛通知を行った。

一方、男性向けの不妊対策も需要は高まっている。アグリコン型大豆イソフラボンでも男性の運動精子濃度を上げ、酸化ストレスを下げるといったエビデンスが報告。また精巣で多く消費される成分として、核酸を用いた男性向けサプリの開発に注力する企業もある。





詳しくは健康産業新聞第1640号(2018.3.21)で
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