2018年3月8日
【酵素・酵母食品】市場は540億円(前年比2%増)に

■根強い国内ニーズも中国向けは低価格志向に

近年の酵素・酵母食品市場は「プチ断食」「ファスティング」などによる健康維持や体質改善などを目的としたユーザーに支えられ市場を拡大。さらには美肌やダイエットなどの消費者ニーズにも応えてきた。スーパーフードブームも追い風に成長し、従来の飲料のみならずペースト、スムージーや青汁、プラセンタなどの美容素材と配合した製品も登場するなどアプリケーションは多種多様になった。

健康産業新聞の調査によると07年以降の酵素・酵母食品の伸び率は、12年がピークで33%増を記録。以降は25%、6 %、4 %と市場は緩やかながらも成長を続けてきた。国内需要の拡大とともにインバウンドで購入される健康食品としても代表格に成長しており、16年に外国人訪日観光客による爆買いが一服した後は中国、台湾、韓国、マレーシア、インドネシアなどの地域を中心に輸出が増加していた。しかしながら17年は中国向けの輸出額が減少傾向に。これまで中国市場で人気高価格帯の製品が伸び悩み、比較的低価格な商品が受け入れられはじめているという実態が明確になった。


■エビデンス充実で差別化 品質管理が最優先事項に

酵素・酵母食品の製品形態は従来の飲料が主流。それに加え、最近増えているのはペースト製品だ。中でもスティックタイプの分包が好調。またゼリータイプなどではスパウト付きのアルミパウチ製品も登場しているほか、カプセル、タブレット、顆粒のほか、酵素スムージーや酵素青汁などに派生している。

酵素・酵母食品メーカーでは各社とも独自の発酵方法や使用する原料や微生物が異なるほか、熟成・発酵させる環境や期間にも特色がある。ブーム時に急増した粗悪商品も腸内環境の正常化やダイエット、血流、免疫、肌の健康などに関するエビデンスデータを蓄積する企業の前に淘汰されてきている。


詳しくは健康産業新聞第1638号(2018.2.21)で
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