2018年1月17日
【注目の“健脳”素材】 「機能性表示食品」受理、続々!

■2025年、5人に1人が認知症に

 厚生労働省研究班の調査によると、2012年時点で65歳以上の高齢者の内、認知症患者は推計15%に当たる約462万人とされ、認知症になる可能性がある軽度認知障害(MCI)も約400万人と推計されている。また厚労省は、「団塊の世代」の全てが75歳以上の後期高齢者になる2025年には、認知症患者は700万人を超えるとの推計値を発表している。これは65歳以上の5人に1人が認知症に罹患する計算で、認知症患者は約10年で1.5倍の増加となる見通し。予備軍を含めるとさらに大きな数になる。一方、ストレスに伴う鬱病患者も700万人を超えると言われ、不眠に悩む人も国民全体の2割と言われている。

■健脳サプリ、機能性表示が追い風に

 こうした中、高齢者の認知症予防をはじめ、加齢に伴う認知機能や注意力、ワーキングメモリーの低下、ストレス過多に伴う鬱症状の予防、睡眠の質の改善や向上――など、脳の健康をサポートするサプリメントへの消費者ニーズも高まっている。健脳サプリメントは、広告表現が難しく、これまでは医家向けルートや訪販・宣講販、健康機器の体験販売会場など、対面販売を中心とした流通が主で、通販ルートや店販ルートでは十分な広告ができず、ニーズは高くても真に求めるユーザーの手元に届けられないという課題もあった。
 この流れが一変したのは2015年4 月にスタートした機能性表示食品制度だ。同制度ではパッケージに「認知機能」や「記憶力」「睡眠」など脳の健康に関する表示ができることから、業界ではさらなる市場拡大への期待感に沸いている。実際、認知機能等ではイチョウ葉やDHA・EPAなど、睡眠ではL-テアニンやGABAなどがいち早く機能性表示を認められ、通販や店販ルートなどで順調な売れ行きをみせている。今月10日現在、認知機能や記憶力を表示する機能性表示食品は97品目、睡眠を表示する機能性表示食品は38品目が受理されている。

■「プラズマローゲン」「PS」も受理

 さらに昨年12月には、健脳素材のニュースターとして、ここ数年注目の「プラズマローゲン(鶏由来)」が3品目受理された。プラズマローゲンとはリン脂質の一種でグリセロリン脂質の1つ。人体のリン脂質の18%を占め、なかでも脳神経細胞などに多く含まれる素材。現在は鶏ムネ肉由来プラズマローゲンのほか、九州大学名誉教授の藤野武彦氏らが研究、開発したホタテ由来プラズマローゲン、ホヤ由来プラズマローゲンも流通。今後は鶏以外のプラズマローゲンの機能性表示食品受理にも注目される。
 一方、欧米で50年以上の研究実績を持ち、有用性に対する論文はヒト試験も含めて1万報を超えるとされる「大豆由来ホスファチジルセリン(PS)」も昨12月に1品目が受理された。主要サプライヤーによると、「現在も複数の販売会社が届出中」とのことで、今後も受理品目が増加することが見込まれる。

■「健康博覧会2018」で“脳の健康”テーマに展示・セミナー

 健脳素材・商材に注目が高まる中、31日開幕の「健康博覧会2018」では、“脳の健康”をテーマとした特別企画を開催。アトリウムエリアには脳の健康に有用な商品展示をはじめ、関連セミナーも実施する。




詳しくは健康産業新聞第1636号(2018.1.17)で
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