2016年10月14日
腸内フローラ脚光で、乳酸菌市場に追い風 菌体のブランド化進む

”腸内フローラ改善”への関心が高まり、消費者調査では実に9割以上の国民に摂取経験があるとされる乳酸菌・ビフィズス菌。いまや“機能性国民食”ともいえるポジションを確立し、一億総乳酸菌摂取時代に突入した。関連メーカーは、乳酸菌やビフィズス菌が持つ機能性や有効性を打ち出したプロモーションを活発化させており、拍車をかけるように機能性表示食品も続々と登場。メディアでの露出も多く、乳酸菌市場はかつてない勢いで拡大を遂げている。一般的に整腸作用や便通改善作用ばかりに注目が集まりがちな乳酸菌だが、免疫賦活作用や抗肥満作用、抗アレルギー作用をはじめ、口腔環境改善、胃に対する機能性、女性の膣炎予防など、実に多様な機能性にもスポットがあたりはじめている。従来の「乳酸菌を摂取する」というスタンスから「どの乳酸菌を摂取するか」という新たなステージに移行しつつあり、各社とも菌体のブランド化を加速させている。

健康寿命の裏に腸内フローラあり

一昨年、テレビをはじめとしたマスコミが“腸内フローラ改善“の重要性を発信すると、国民は敏感にキャッチ。いまでは健康維持における至上命題ともいうべき、国民の一大関心事となった。事実、腸内フローラ状態の悪化により、肥満や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まるほか、脳機能の低下やうつ状態を引き起こす要因とも考えられており、健康寿命阻害する要素となっている。

腸内細菌研究の第一人者で、バイオジェニックスを提唱した東大名誉教授の光岡知足氏は過去本紙のインタビューで「近年、腸内フローラと生活習慣病との関連性に関する研究が進み、腸内フローラがこれらの疾患の予防・治療の標的となりうることが示唆されてきた」と腸内フローラの重要性をいち早く指摘しており、プロバイオティクス・プレバイオティクス・バイオジェニックスなどの機能性食品が、免疫強化物質として生活習慣病予防をはじめ、脂質代謝改善、血管系への作用、がん細胞などへの作用として有効であると説明している。また同氏は、「発酵乳や乳酸菌飲料、殺菌乳酸菌、乳酸菌生産物質の効果は、乳酸菌の菌体成分による免疫刺激が主体となっている」と提唱しており、まさに乳酸菌、ビフィズス菌、乳酸菌生産物質は、腸内フローラ改善における新3本の矢となっている。




健康産業新聞第1605号(2016.10.5)より一部抜粋
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