2016年8月23日
15年 「フィットネス」市場 過去最高4,390億円に

■15年余暇市場、1%減の72.3兆円
■「フィットネス」過去最高4,390億円に


公益財団法人日本生産性本部余暇創研がまとめた「レジャー白書2016」で、
2015年の余暇市場は72兆2,990億円で前年比1.0%減となったことがわかった。
フィットネスクラブ市場は過去最高を更新。サプリメントなどの物販が
売上高に貢献している。

余暇市場全体が縮小したのは、市場規模の大きい「パチンコ・パチスロ」が
マイナスだったためで、このカテゴリーを除いた市場規模は前年比1.2%増と
3年連続のプラス成長であるという。

スポーツ部門では、「ジョギング、マラソン」人気が復活。14年の28位から
19位に順位を上げ、参加人口も50万人増の2,190万円となった。若年層に
マラソンが定着しているという。なお「ジョギング、マラソン」に費やす
年間平均費用は約1万円となっている。

フィットネスクラブの市場規模は4,390億円(前年比1.6%増)で過去最高。
会員数も過去最多を記録した。

既存店の会員数を順調に増やしているのは、ホリデイスポーツクラブを
展開する東祥、ルネサンスなど。

業績が好調なクラブは有料レッスンやサプリメントなどで収入を増やし、
客単価を上げている。自社オリジナルのプロテイン販売などが行われており、
「フィットネスクラブの売上高の押し上げに貢献している」という。

業績は東祥、コシダカ、RIZAPが好調と指摘。これにルネサンス、ティップネスが
続いている。

白書では先進事例として、「アウトドアフィットネス」を提唱するBEACH TOWNを
取り上げた。08年設立で現在16の施設を運営。初期投資が少なくランニングコストも
低いといい、これまでオープンした施設は順調な収支になっている。

白書では、健康フィットネスニーズの潜在的な変化を指摘。07年ごろからインドア
フィットネス市場が横ばいであるのに対し、ジョギング・ランニングの実施率が
上昇、アウトドアスポーツ用品の売上が伸びている。“外”での健康活動への
関心の高まりがあるとしている。

今回の白書でスポーツ部門や健康志向と考えられる種目が伸びた点について、
日本生産性本部・経営開発部余暇創研主幹研究員の志村武範氏は先月行われた
会見で、「超高齢社会に伴う国民の健康志向の高まり、東京オリンピックの開催に
伴うスポーツへの関心が挙げられる」とコメントした。


健康産業新聞第1602号(2016.8.17)より一部抜粋
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