2016年8月8日
【女性サポート】女性の悩みに対応したサプリの投入活発に

女性特有の悩みとして代表的なのが更年期障害。女性の約8割が更年期に何らかの体調不良を感じているという。こうした女性特有の悩みに対応したサプリメントの上市が活発になっている。特に近年、女性ホルモン・エストロゲンに似た働きをする、大豆イソフラボンに焦点を当てたサプリの投入が多い。市場では大塚製薬が2014年に、大豆イソフラボンの1つであるダイゼインから腸内細菌の働きによって産生される代謝物・エクオールを主成分とするサプリメント『エクエル』を投入。昨年には小林製薬がエクオールを配合したサプリメントを上市している。このほか、ディーエイチシー、サントリー、キッコーマンなど大手メーカーが大豆イソフラボンを主成分とした女性向けサプリメントを展開している。大豆イソフラボンのほかにも、プラセンタ、植物発酵エキス、米胚芽油など、更年期に生じる症状に対応した機能性素材の提案を原料サプライヤーが積極的に展開。機能性データの蓄積も進んでいる。


■更年期女性の悩みに焦点を当てた複合素材の提案活発に

総務省のデータによると、女性の就業人口は年々増加しており、就業人口全体の43%が女性であるという。一方、更年期症状により、約6 割が昇進の辞退を考えるとの調査結果も。働く女性が増える中、こうした不調に対応したサプリメントの投入が進んでいる。

更年期障害対策に利用されている主な機能性素材は、植物発酵エキス、プラセンタ、大豆イソフラボン、γ-オリザノール、ザクロ、プエラリアミリフィカ、マカなど。特に女性ホルモンに似た働きをするとされる大豆イソフラボンを含有した製品が目立つ。また、女性ホルモンの
減少により糖尿病や骨粗しょう症など生活習慣病の発症リスクが高まることから、カルシウムやγ-オリザノール等との組み合わせや、更年期障害からくる精神的症状へのアプローチとしてGABAやテアニン等と組み合わせた製品が多く流通する。最近でも、大豆イソフラボンとブラックコホシュ、テアニンなどを配合した小林製薬の『発酵大豆イソフラボンエクオール』や大豆イソフラボンとGABA、スッポン、チェストベリーなどを配合したエーエフシーの『すっぽん月巡り』など、複合成分を組み合わせた商品が多く上市されている。

■特色ある機能性素材が続々

こうしたなか、原料サプライヤーも、エビデンスデータをもとにオリジナル素材の提案に注力している。ニチモウバイオティックスは、アグリコン型イソフラボンが配糖体イソフラボンに比べて体内でのエクオール代謝能が高いことを確認。納豆菌類発酵代謝エキス『エンザミン』を展開するエンザミン研究所では、基礎体温上昇効果や血流改善効果など多岐にわたる機能性を確認。種々のエビデンスを生かし総合的な女性サポート素材として展開する。シクロケムは、マヌカハニーとαシクロデキストリンを組み合わせた『サイクロパワーマヌカハニー』で腸内環境改善効果や骨粗鬆症予防効果、抗メタボ効果を確認している。IHMは、ホットフラッシュやイライラ、不眠、発汗対策を目的とした機能性素材『レッドクローバーエキスIFL40』を供給。米国市場では、「更年期女性の健康に」、「更年期のほてりを改善」などのファンクショナルクレームで製品化されており、“海外実績”を差別化に拡販を図る。

これまで、更年期女性をターゲットにしたサプリメントは、通信販売や医療ルートで展開されることが多かったが、機能性表示食品制度の活用を視野に入れる事業者も出てきており、今後、「更年期女性」をテーマとした機能性表示食品が出てくれば、市場がますます活発になりそうだ。




健康産業新聞第1600号(2016.7.20)より一部抜粋
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