2016年7月27日
【健康機器】2016上半期総括 / 下半期展望

水素、温活関連などがヒット

■水素水ブームで関連商材が急伸

今年上半期の健康機器市場では、水素水のブーム到来を受け、水素水生成器や水素風呂製造装置、水素入浴剤、水素発生器など“水素”を核としたノンフーズ商材が活況だった。3 月の「健康博覧会2016」では、水素商材の取扱企業の出展が全体の1 割を占め、展示会場は水素商材で席巻された。水素水生成器では、持ち運びができるハンディタイプの水素水生成器が人気を博した。また水素入浴剤、水素風呂製造装置など風呂関連の水素商材の上市も相次ぎ、水素水に次ぐヒット商材に成長。風呂関連は秋・冬商材として下半期にさらなる伸びが期待される。

健康産業新聞が昨年11月に発表した2015年の水素商材の市場規模は274億円(前年比135%)。今年上半期には伊藤園の新製品上市やアデランス、ディーエイチシーによる新製品発売など大手企業の相次ぐ参入等も後押しし、水素商材市場はさらに拡大が予想される。一方で、市場は玉石混交の状況となっており、販売方法に問題がある企業も。一般紙や週刊誌を通じた水素水のネガティブキャンペーンも見られる。消費者の信頼を失わないためには、水素水の測定規格や広告表現の策定などを行うメーカーによる業界団体の設立等も必要な時期に来ている。

■“温活”商材の人気継続

厚生労働省の「薬事工業生産動態統計」によると、2015年1 ~12月の家庭用医療機器の市場規模は、国内出荷金額ベーで1 , 3 7 5 . 3 億円(前年比105.5%)となった。内訳では「家庭用マッサージ器」が288億円(同100%)、「家庭用磁気・熱療法治療器」が259億円(同118%)、「家庭用電気・光線治療器」が122億円(同99.3%)だった。今年上半期の動向をみると、温活ブームを背景に温熱治療器など温熱・温浴関連商材の人気が継続しており、3月の「健康博覧会2016」にも多くの温熱商材がみられた。

また昨年12月に施行された改正労働安全法衛生法に伴い、従業員50人以上の事業所に対し、社員のストレスチェックの義務化がスタート。現状は企業や健保組合、産業医向けのストレス測定・評価サポートなどの提案が中心だが、今後はマッサージ機器などケア商材のニーズも高まることが予想される。実際マッサージチェア大手のファミリーでは、業務用マッサージチェアの企業向け提案を進めているほか、同社の稲田社長は、会長を務める(一社)日本ホームヘルス機器協会の会合でも昨年来、ストレスチェック義務化以降は、業界にとって追い風となると語っている。

その他にも今年上半期には美容家電やEMSマシン、快眠関連などヒットした商材は少なくなく、下半期もノンフーズ業界にとっては追い風が予想される。



健康産業新聞第1599号(2016.7.6)より一部抜粋
健康産業新聞の定期購読資料のご請求(無料)はこちら

出展資料請求はこちら
ご存知でしたか?助成金を活用した展示会出展について
出展社専用ページへ
ページトップへ戻る