2016年6月20日
米国市場 オーガニック自然食品スーパー、ドラッグストア最新動向

カテゴリー別の棚作り進む
スポーツニュートリション向けサプリ活況


健康産業新聞では、米国最大規模の自然・健康食品総合展示会「ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト」および州内の店舗などを巡る視察ツアーを実施。今回は、近年成長を続ける自然オーガニックスーパーやドラッグストアの動向を紹介する。

近年、米国では、自然食品、オーガニックの商品を並べる高級スーパーが成長を続けている。米国では、低所得者層では保険への加入が困難であること、国内の高額な医療費により医療を受けられない現状を背景に健康促進の気運が高まり、健康志向の食品やサプリメントが一大市場を形成している。Nutrition Bussiness Journalの調査によると、米国における2014年の自然オーガニック、機能性食品、サプリメントなどを含んだ健康食品の市場規模は、約16.4兆円で、年平均成長率は9.1%と堅調に推移する。2020年には27兆円の市場規模が見込まれるなど、今後も高い伸び率が予想されている。

サンフランシスコに構えるウッドランドマーケットでは、年換算2,340万~2,600万ドルで通常のスーパーマーケット(1,700~1,800万ドル/年)の1.5倍ほどの売上となっていて、年々増加傾向にあるなど、好調に売上を伸ばしているという。店内には、オーガニック、ローカルなど自然食品、地産地消などをキーワードにした商品が目立つ。

老舗オーガニック自然食品スーパーのグッドアースでは、生産地から店舗までの距離が100マイル以内と厳格な基準を設けていて、売り場ポップにも1 ケタ単位まで詳細にマイル数が表示されるなど、ローカルを売りにした商品の展開が進んでいる。

調剤・OTCだけでなく、サプリメント、ハーブ、漢方などを取り入れた統合医療的な薬局として注目されるファーマカでは、素材別・症状別に、「ミネラル」、「ニュートリションオイル」「ボーンヘルス&カルシウム」、「ハートヘルス」、「ジョイント・ヘルス&サポート」など30以上の区分に棚割りがされている。全米をはじめ世界50ヵ国に展開する世界最大のサプリメントショップGNCでは、PB商品のラインアップが豊富。パッケージデザインが統一されていて、カテゴリー別の棚作りがされている。「Herb & Super foods」「Multi Vitamins」「Healthy Nutrition」「Gluten Free」まで多様な棚作りがなされている。中でもプロテインを始めとするスポーツニュートリション系やエナジー系のドリンクサプリメント、メラトニンなどの睡眠系サプリメント、アンチエイジング、ダイエット、ジョイント・ヘルスなどが売れ筋で、商品数も多い。スポーツニュートリション系のサプリメントだけでも「Plant-Based Protein」、「Proteins from Nature」、「Hardcore Sports」など、複数の棚があった。

日本国内でもドラッグストアを中心にサプリメントの棚作りが徐々に進み、各訴求別に商品を並べるなど、米国の陳列方法を参考としたものがみられるようになってきた。



健康産業新聞第1597号(2016.6.1)より一部抜粋
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