2016年5月13日
ドラッグストアの戦略 【マツモトキヨシ】

管理栄養士常駐、〝次世代ヘルスケア店舗〞で健康訴求

日本チェーンドラッグストア協会は今年“ドラッグストア再成長元年”と位置付け、更なる成長へ歩みを進めるドラッグストア業界。そこで今号よりチェーンドラッグストア業界各社の店舗戦略を紹介する。第1弾は、第3四半期決算で、過去最高の売上・利益を達成し、高成長を続ける業界の雄マツモトキヨシHD。同社の戦略とは。


「店舗規模ではなく、立地・環境にあったフォーマットで店舗展開を進める」と、マツモトキヨシホールディングス広報室長の高橋伸治氏は話す。食品など多くの商品を陳列する店舗の大規模化が進む中で、同社は異なる戦略を進めているという。高橋氏は、「店舗フォーマットでは20~350坪と多彩な店舗を作ることができる。地域それぞれの客層や年齢構成、売上の傾向や必要とされる品揃えなどをデータ化し、出店計画に役立てている」という。

特に同社が注力するのは“ヘルス&ビューティーケア”だ。昨年、創業の地・新松戸に次世代ヘルスケア店舗「暮らしのヘルスケアショップmatsukiyo LAB 新松戸店」をリニューアルオープンした。同店では、調剤薬局の併設はもちろん、肌チェックなどのカウンセリング可能な「ビューティーケアスタジオ」、管理栄養士が常駐する「サプリメントバー」を設置している。「サプリメントバー」では、管理栄養士がカウンセリングから最適なサプリを分包する「オーダーメイドサプリ」というサービスを展開。加えて「飲み会のお供にウコンセット」、「お疲れ様セット」など、訴求別に分包したサプリを少量ずつで販売。1 商品140~170円と安価で、管理栄養士の紹介による安心感もありサラリーマンやOLなどから好評という。同社の新PB「matsukiyo」からもサプリメントが登場。「マルチビタミン&ミネラル」、「葉酸」、「DHA・EPA」など9 種類をラインアップし、管理栄養士推奨商品として販売する。高橋氏は、サプリ購入者は増加傾向にあるとしつつ、「何を買えばいいかわからない人が多い」とし、気軽にサプリの相談ができるサービスは好評だという。更に調剤薬局との併設で、大きなメリットがあるという。同氏は、「サプリメントバーの利用者が、“かかりつけ薬局”として調剤薬局を活用してもらえば、管理栄養士と薬剤師の連携で食事・栄養サポート、ビューティーケアスタジオとは内外美容の観点で貢献できる」と期待を寄せる。機能性表示食品の棚も充実。商品をまとめて陳列し、アイケア、血圧が高めの方用など機能を分かりやすく陳列。高橋氏は、同制度について「お薦めする表示ができるため、お客様に情報を提供しやすい。一つの市場として形成できる」と期待を語る。先月29日には同店舗の2 号店もオープン。高橋氏は、「若い世代でも健康志向の高まりを感じる。広い年齢層との接点を持つべく取組みを進めていく」と話し、ヘルスケアを全世代へ発信するべく、同社の戦略は進む。





健康産業新聞1595号(2016.5.4)より一部抜粋
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