2016年5月2日
水素風呂入浴で、血中抗酸化力が増強 県立広島大・三羽名誉教授ら

県立広島大学名誉教授の三羽信比古氏と日本歯科大学講師の肖黎氏はこのほど、水素風呂に入浴後、血中の抗酸化力が増強されることをヒト臨床試験で確認した。

試験は、38歳、52歳、56歳の男性3 人を対象とし、電解式の風呂用水素水生成器(WCJ社製『リタライフ』)で生成した水素風呂(摂氏40度、平均溶存水素濃度340ppb)に10分間入浴をしてもらい、入浴前・入浴後、経時的に採血して血液中の抗酸化力を計測した。計測は米国農務省と米国立老化研究所が樹立したORAC法で行った。

その結果、38歳男性は入浴後10分から次第に血中抗酸化力(ORAC値)が増加、2 時間後でも115.2%増加していた。52歳男性は入浴後30分からORAC値が上昇、入浴後2時間で116.9%に達した。56歳男性は入浴後10分からORAC値が上昇、1 時間後に111.4%に達し、その前後も常に入浴前を上回りながら2 時間後100.5%に低下、入浴前の状態に戻った。試験では被験者3人とも例外なく水素風呂への入浴で血中抗酸化力が11~17%増強された。

また水素風呂の血中抗酸化力増強を水素水の飲用試験と比較した結果、水素水の経口摂取よりも水素風呂の経皮吸収の方が約2 倍高い数値となった。本結果について三羽氏は、「水素水の経口摂取は消化器系で水素ガスが体内吸収されるのに対し、水素風呂では摂氏40度で毛穴が開き、血管拡張と血流促進した状態で、全身の経皮吸収、特に腋下、陰部、肛門、うなじ、へそを介して水素ガスが毛細血管の中に浸透し、全身循環したと考えられる」とした。また入浴後10~30分で血中のORAC値が上昇したデータから、「水素ガスは腸吸収よりも経皮吸収での迅速さが推測される」としている。

三羽氏はこれらメカニズムについて、「水素は赤血球の凝集を抑制し、血液の目詰まりを防御すること、水素が毛細血管での血流を促進させることを既に確認しており、これらの働きも抗酸化力増強につながっていると示唆される」としている。





健康産業新聞1594号(2016.4.20)より一部抜粋
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